室内での糞被害
ネズミはトイレが決まっていないので歩きながら糞尿をするので室内に侵入されると居住スペースすべてが汚染されていきます。
天井裏での糞被害
ネズミが一番営巣する場所は天井裏です。したがって天井裏は大抵糞だらけのためとても不衛生です。
削り跡被害
ネズミが侵入をし、その環境に馴れると材料・建材を削り侵入してきます。
室内での食べ物被害
室内に侵入したネズミは居住内の食材をあさり、食害します。当然食材は使えなくなり廻りのものも汚染されます。
配線被害
物を削る習性のあるネズミは時として配線をかじるため漏電、火災の原因になります。
ネズミに媒介する菌や病気について
- サルモネラ症
- 発熱や嘔吐や下痢、重症の場合には死亡するケースも
- サルモネラの型はゲルトネル菌やネズミチフス菌と言われネズミに関係があると言われ、ネズミの排泄物で食物が汚染され、食品中で菌が増殖するといわれていて、これを食べると中毒症状を起こすと言われています。症状は、発熱や嘔吐や下痢、重症の場合には死亡するケースもあります。
- レプトスピラ症
- 症状のない期間の後、頭痛、発熱、悪感、筋肉痛、吐き気、下痢や腹痛
- レプトスピラ症にかかったネズミの糞や尿から排出され、汚染された土や水から人へと皮膚感染します。この菌の危険な点は、水の中であっても死なないことです。しばらく症状のない期間があり、のちに、頭痛、発熱、悪感、筋肉痛、吐き気、下痢や腹痛などが現れたりします。
- ワイル病
- 潜伏期間後、高熱、強い黄疸と激しい筋肉痛がおこります。
重症者のケースでは死亡という報告も - ネズミの尿に排出されたレプトスピラが人の皮膚(ひふ)や粘膜(ねんまく)の傷口から、あるいは飲食物などを通じて口から体内に侵入し(経口感染(けいこうかんせん))、発病します。感染した場合は4日から10日ほどの潜伏期間を経て高い熱を出します。強い黄疸の症状があり、筋肉痛はたいへん激しいものになります。重症者のケースでは死亡という報告もあります。
- 鼠咬症(そこうしょう)
- 体中の発疹が起こり、高熱、頭痛、耐えられないほどの関節痛がおこる場合も
- ストレプトバチルスや鼠咬症スピリルム、モニリフォルミスなどの病原菌を持ったネズミに噛まれると発症します。噛まれてから7日から10日ほどで傷跡が赤く腫れ上がり、体中に暗紅色の発疹が現れます。高熱、頭痛、関節痛が数週間繰り返される場合もあり、特に関節痛は耐えられないほどの痛みを伴うといわれています。
- ペスト
- 別名「黒死病」~皮膚に黒紫色の大きな斑点が浮かぶ症状から
- クマネズミに寄生するノミの体内にいるペスト菌が引き起こす病気です。ノミに刺されてから一週間くらいの潜伏期間をおいて発病します。高熱が続き、めまい、虚脱状態に陥り、皮膚が乾いて黒紫色の大きな斑点が浮かんできます。このような症状から「黒死病」との別名があります。